保健室登校の私が考えていたこと
スポンサードリンク
2001年9月、高校1年の夏休みが明けました。
しばらくは普通に通ってました。
でも翌月ぐらいから保健室登校になりました。
「腹が痛い」ということにしていましたが、そうでもなかった。
とにかく学校生活が嫌でたまらず、教室に行けなくなりました。
生徒の誰とも会いたくなかった。
保健室の先生は50代ぐらいの女性。16歳の私はいろいろと話しました。
「僕は大学に行けさえすればいい。勉強ならひとりでできる」
「日本の学校での勉強は暗記ばかり。何の意義があるのか」
等々と主張します。
ついには
「欧米の学校なら暗記じゃなくてディスカッション中心。留学したい」
と言い出しました。当時、留学に関する本を読みあさってました。
一度は海外の留学センターに国際電話なんかかけてみたり。
本に書かれている欧米の高校生活は、自分の意見を主張できる学校でした。
ところが欧米では「あなたが西軍の武将ならどう動くか」
みたいなディスカッションをする。
そんなことが書いてあって、なんて素晴らしいんだと思いました。
日本の学校は50分ただ座ってる聞いてるだけ。それが毎日6時間。
退屈、あまりにも退屈。
この西洋との差は何だ。日本の教育はなんてダメなんだ。
そう思っていました。
でも、根底にあったのは、逃避願望だったと思います。
上記のような欧米の学校生活への憧れはあったけれども、
それが第一ではなかった。
まず現在の学校生活が大嫌いで、とにかく逃げたかった。その一心でした。
しかし何がそこまで嫌だったのか。
次項で書こうと思います。