30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

西武新宿線・入曽駅レポート ―歴史の東口、茶畑の西口―


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西武新宿線・入曽駅。

 

新所沢駅と狭山市駅の間にあります。所在地は埼玉県狭山市

 

東口と西口がありますが、まずは東口で降りてみます。

駅前にロータリーはありません。目の前に建物が迫っていて狭いです。市は再開発しようとしたのですが、地権者と折り合いがつかずに頓挫しました。

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(入曽駅東口。地上改札です)

 

和歌に「ほりかねの井」というのがよく出てくるそうです。「井」とは井戸のことです。ただしそういう名前の井戸があるわけではありません。「ほりかね」は「掘りかねる」から来ていて、水の乏しい地域であるこのあたり一帯の複数の井戸を指すようです(諸説あります)。

 

七曲井(ななまがりのい)は、その井戸のうちのひとつ。駅から徒歩7分ほどのところにあります。

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まっすぐ掘っても水が出ない。もっともっと深く掘らねばならない。それでこのような形状の井戸が掘られたとのことです(垂直に掘る技術が広まるのは江戸時代に入ってからです)。

 

【参考】七曲井 狭山市公式ウェブサイト

 

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すぐ近くに「あづま園レジャーセンター」という遊興施設があります。アーケードゲームあり、釣り堀あり、バッティングセンターあり。何でもありです。

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有名人のサインがたくさん掲げられていました。所沢に隣接している土地柄、埼玉西武ライオンズの関係者のサインが多かったです。ただサインは字を崩して書きますから、ほとんど誰のものかわかりません。唯一わかったのは潮崎哲也氏のもの。黄金時代に活躍した投手です。切れ味抜群のシンカーは魔球と呼ばれました。ちなみに氏は現役時代からずっと所沢市在住です。

 

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 (かなり古いゲームが現役で稼働しています)

 

【公式サイト】あづま園レジャーセンター

 

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以上は東口。続いて西口について。

 

このあたりは西武池袋線が近くを並行して走っており、同線の武蔵藤沢駅まで徒歩30分ほどで行けます。

 

西口は本当に何もありません。あるのは民家と茶畑ばかり(狭山市は入間市、所沢市に次ぐ狭山茶の産地です)。集合住宅は少なく、一軒家が目立ちます。そしてどのお宅も大きい。駅前に何もなくても、駅のすぐそばで大きな家に住めるなら悪くない。そんなことを考えました。

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(改札を出て1分でこの景色)

 

入曽駅と武蔵藤沢駅の中間に住めば、西武池袋線と西武新宿線の2路線が使えます。畑ばかりの土地ですから土地も家賃も安めです。都心に向かう場合、小手指や新所沢で始発電車に乗り換えればラッシュ時にも座れます。

 

住まなくても、駅前から茶畑が広がる世界は散歩にはいいですね。駅前の商店街を通り過ぎて徐々に民家がまばらになり……ではなく、改札を出たらすぐ茶畑。また散歩に来ようと思います。のどかさを味わいに。

 

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(武蔵藤沢駅。2008年に駅舎も駅前も新しくなりました)


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