30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

無職の一日


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今日もだるい。

 

相変わらず無職だけど、半年ノラクラしたら、ようやく働きたくなってきたよ。お金がほしくなってきたんだ。お金がないので近所をウロウロする日々を送ってきたんだけど、いよいよウンザリしてきた。

 

毎日どんな風に過ごしているか知りたいということだったので、紹介する。たとえば今日はこんな感じだ。

 

深夜3時。眠くなって布団に入る。眠れないから声優のラジオを聴く。ミルキィホームズという女性声優4人組だよ。面白いかどうかと言われるとよくわからないんだけど、時々噴き出してしまうし、聴いていると明るい気分になるのは確かだ。

 

目を閉じて聴いているうちに、朝5時になってしまった。カーテンをしめているのに部屋は明るい。最近夜明けが早くなった。暗いのは怖くて苦手だから嬉しい。

 

目が覚めたら昼の1時だった。すぐは起き上がれないので、枕元の本を読む。小説は苦手だから、必ずノンフィクション。今日は齋藤孝『孤独のチカラ』。だいぶ前に買った本なんだけど、くり返し読んでる。孤独を肯定してくれる本なので、寂しい時に読むと励まされる。

孤独のチカラ (新潮文庫)

孤独のチカラ (新潮文庫)

 

10分ほど読んだら疲れた。iPod touchをいじりだす。まずはメールチェックだ。派遣の求人情報を眺める。近場や体力的に楽そうなものはなかった。

 

30分ぐらいしてもまだだるくて辛かったんだけど、トイレに行きたくなったので頑張って体を起こした。お茶を入れて部屋に戻ってきた。インターネットで野球中継を観る。今日は応援している西武ライオンズが勝った。良かった。

 

時刻は16時。腹が鳴る。でも今食べたら、食べ終わる頃には日が暮れてしまう。日を浴びることを日課にしているので、仕方なく空腹を抱えて30分ほど歩いてきた。新緑がまぶしかった。葉ずれのサワサワとした音が心地よかった。

 

16時30分。ご飯を食べる。すぐ苦しくなった。それなのに食後に甘い菓子パンを食べてしまった。いつものことだ。でも相変わらずのガリガリ体型で、この間体重計に乗ったら44キロだったよ。身長167センチだから、骨と皮だ。肌もこれ以上ないぐらい青白い。頬もこけて病人みたいだ。

 

18時30分。また散歩に出た。消えゆく明るさを追いかけるように歩いた。車も人間も見たくないので、ただ空と木と花ばかり見ながら歩いた。

 

途中で浮動性めまいに見舞われたため、公園のベンチで横になった。ふと横を見るとすべり台があったので、そこに体を入れてみた。そうしたらスッポリはまってちょうどよかった。揺れる木の葉と夕闇をぼんやり眺めた。

 

帰ってから、腹具合が悪くなった。お腹を壊した。突然便意が来る。でもよく両親のどちらかが入っていたりするから困る。病気の時に親がいるのは助かるけど、トイレに関しては一人暮らしがいいなあと思う。

 

風呂上がりには『老子』を読んでいる。加島祥造が訳したやつがいい。口語訳だからとてもわかりやすい。老子は「弱いものこそが生き残る」という思想だから、僕らのような無職や無気力フリーターの味方だ。いつも不安な僕みたいなタイプの人には、ぜひ読んでほしい。

タオ―老子 (ちくま文庫)

タオ―老子 (ちくま文庫)

 

日曜日には折り込みの求人広告が入る。月曜日にはタウンワークが発行される。僕でも勤まりそうな仕事、見つかるといいな。


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