子どもの頃から体調が悪かったし、病気におびえていた
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「少し具合が悪いと思ったら病院へ」
というのが現代の常識になっています。
でも、そんなことしていたらキリがないと思うんです。
少なくとも私の場合はそうです。
子供の頃から常にどこか具合が悪いです。
小学校3年の頃から、心臓の痛みと動悸が起こるようになりました。
アニメ『キャプテン翼』の三杉君や
『ドラゴンボールZ』の悟空が心臓病で苦しんでいるのを見ていたので、
自分も心臓病なんだと思っていました。
死が近いと思って怯えていました。
自分が心臓病だと思っていますから、
内科検診は、心臓病の宣告を受けるであろう、恐怖のイベントでした。
おかげで医者の前に立つと心拍数が上がり、
小学校と中学で2度ほど精密検査を受ける羽目になりました。
2度とも異常は認められなかったのですが、
それでも「自分は心臓病」という意識からは逃れられませんでした。
この症状・不安には高校に上がるまで悩まされました。
小学校5年あたりからは、頻尿に悩まされるようになりました。
家では平気なのですが、外に出ると尿意を覚えます。
5分前に排尿したばかりなのに。
トイレに行くと実際に出ます。でもまた5分もすれば行きたくなります。
学校ではよく、つま先に力を入れて歩いていました。
こうすると、尿意を少し抑えられる感じがしたからです。
当然、歩きづらいです。
しゃべる時も、できるだけ腹に力を入れないようにしゃべるので、
必然的に小声になりました。動作も小さくなります。
休み時間ごと(45~50分ごと)にトイレに行っていました。
それをからかわれることもあり、それが嫌で我慢したりもしましたが、
授業が終わるまで持たないんじゃないかと不安で、
先生の話など頭に入ってきませんでした。
緊張による頻尿は今も続いています。
高校からは胸焼けに悩まされるようになりました。
大根おろしが効くということで、食後に必ず食べていました。
今でも胸焼けがすることはありますが、時々です。
大根おろしはやめました。
当時は家の冷蔵庫に大根がないと不安になる有様でした。
純粋な精神面の不具合ですと、
強迫性障害的なものにも悩まされました。
これも高校時代のことです。
蛇口が閉まっているか、玄関の鍵が閉まっているか
電気が消えているか、ガスレンジの火が消えているか、
気になって何度も確かめていました。
ミスして親に注意されるというのが死ぬほど嫌で
それを避けるために何度も確認していました。
結局、時々はミスしてしまい注意されました。
その時は泣いて激しく抗議しました。
自分のミスを指摘されると、泣くほど悔しかったし、
自分のミスを指摘する親が泣くほど許せなかったのでした。
強迫性障害的なものは、今でも残っていますが、
ちょっとしんどいぐらいで収まっています。
***
少年期や、一番健康であるはずのティーンの頃でこれです。
大人になってからも、変わらずあちこち具合が悪いです。
どこも悪くない状態というのを知りません。
「ちょっとおかしいと思ったら病院へ」
というのは、普段どこも悪くない人に対する助言でしょう。
私のようなタイプがこれに従いますと、毎日通院しなければなりません。
それどころか、朝と晩の2回必要ですね。
それも複数の科を受診せねばなりません。キリがない。
「だから病院なんか行かなくていいんだよ」とは言いません。
病状は人それぞれですから、そんなことは言えません。
ではどうするか。
私の体調不良の根っこには、精神的な問題があると思うのです。
上記のエピソードなどは、どれも不適応の症状と思われます。
というわけで、今は心に目を向けている次第です。