30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

不幸な読書青年をつくってはなりません


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私は高校時代、学校に行けませんでした。不登校生徒です。

 

学校があまりにも嫌だったからです。

嫌で嫌で耐えられませんでした。

それで学校に行かずに、毎日近所の図書館で本を読んでいました。

 

社会は学校に通う生徒を是とします。

学校に通わない生徒は非です。いけない子です。

親にも散々怒られました。

「学校へ行け」「行かないなら働け」と。

私はどちらもできませんでした。

 

この状況では、理論武装せざるを得ません。

世間一般とは違う考えを持たねばなりませんでした。

自分の考えに賛同してくれる人、自分を応援してくれる人が必要でした。

そうでなければ、押し潰されてしまう。

 

でも友人も知人もいませんでした。

親戚付き合いはありませんでしたし、

住んでいる場所は前年に引っ越してきたばかり。

当時は2001年や2002年で、

自分の世界にインターネットはありませんでした。

 

だから本を読むしかなかった。

本の中から、自分を肯定してくれる言葉を探すしかなかった。

 

***

 

私はこういう経緯で本を読むようになったので、

「若者よ、本を読もう」

と屈託なく言うことができないのです。

 

現行の学校に合わない子は必ずいます。

すし詰めの教室で、朝から夕方まで、同じ顔ぶれと同じことをして過ごす。

耐えられないほうが普通なんじゃないかと思えます。

 

そういう子たちの行き場があってほしい。

そういう子たちに寄り添ってあげられる人がいてほしい。

 

もう当時の私のような、不幸な読書青年をつくってはなりません。


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