30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

規則正しい生活は不可能である


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間もなく32歳になるが、ずっと体調が悪い。

 

ここ最近ではなく、思春期以降ずっと悪い気がする。特に悪くなったのは25歳ぐらいからだ。そのたびに規則正しい生活に戻す。早寝早起き、1日3食。最初はきついが、やがて慣れる。体調も良くなっていく。

 

だがそうなるとまた不規則に戻ってしまう。不規則の方が楽なのだ。具体的には夜型生活である。朝に寝て午後に起きる。

 

***

 

学校や会社があれば規則正しい生活はできる。そうせざるを得ないからだ。

 

僕の不規則生活が本格化するのは大学時代からだ。しかし高校2年で不登校になったところから萌芽は見える。

 

学校に行かないのだから、早起きしないでいい。しかし親はルーズを許さなかった。8時ぐらいには起きていたように思う。ご飯を食べ、家族の洗濯物を干し、10時頃には家を出ていた。行き先は市立図書館だ。

 

時々は寝坊してしまう。こうなると辛かった。当時の我が家は、母が朝に出勤、父が午後に出勤というスタイルだった。朝遅くまで寝ていると、そのことを父から母に報告される。そして晩に叱られた。

 

うっかり昼まで寝てしまうと、仕事を終えた母が帰宅してきて、その場で叱られる。叱られるだけでなく、嫌味も多かった。反抗期だったから、泣いて抗議することもよくあった。キツかった。学校の管理からは離れられたが、親の管理からは逃れられなかった。

 

大学に入ると、毎日授業があるため、それに間に合うように起きていた。いつも1限からというわけではないが、午後まで寝ているようなことはなかった。まだまだ親の管理が厳しかったので、そんなことはできなかった。寝ていれば叱られる、嫌味を言われるという恐怖をいつも抱えていた。高校時代から一貫して「母に怒られたくない」が早起きの動機だった。

 

大学3年ぐらいになると、午後まで寝ていても、あまり厳しく言われなくなった。特にきっかけはなかったが、気付いたら放任されるようになっていた。長期休みなどは、日が暮れてから起床することもあり、その時には嫌味を言われた。しかし昔の比ではなかった。

 

大学4年になると、週に2度ぐらいしか登校しなくなり、アルバイトもしなかったため、いよいよ昼夜逆転がデフォルトになった。

 

そして卒業。僕は就職活動をして就職するなんてことをしなかった。就職なんぞ、まっぴらごめんだった。学生時代に体験した種々のアルバイトを通して、働くことの苦痛を散々味わったため、心から嫌だったのだ。親は健在で、文句は言われるが養ってもらえる。どうしても働く必要が感じられなかった。

 

しかし無職では家にいづらい。そこでメール便の配達をすることになった。

 

この仕事は通勤しない。夕方5時までの好きな時間に配ればいい。そして2時間ぐらいで終わる。よって昼夜逆転生活が続いた。早起きして昼までに配達を済ませ、午後は好きなことをするという生活にならなかったのはなぜか。そこまでしたいことがなかったからだろう(今もそうだ)。なお週休は1日で、月収は5万ぐらいだった。

 

そんな生活を3年ほど続けた後、一念発起して朝から始まるフルタイムの仕事に就いた。郵便配達員だ。でも肉体的にも精神的にもつらくて、1ヶ月ほどで退職した。そして無職になれば当然のように昼夜逆転に戻った。

 

次に選んだ仕事はスーパーの品出し。時間は朝から昼までだ。しかしこれでも昼夜逆転は改まらなかった。昼には帰宅できるので、その後に寝てしまうのだ。よって早起きはできても、早寝はできなかった。夜に寝るのが惜しいのだ。夜だけが親の干渉から逃れられる時間だからだ。

 

その次に選んだのは夕方からのバイト。もう早起きは嫌だったから、夕方の仕事だけを探した。ここは2年間続いた。当然、昼夜逆転の日々だった。朝7時頃に寝て、夕方4時頃に起きる。なお、この頃は1日1食だった。人間関係ストレスから胃を悪くし、いつも吐き気に悩まされていたためだ。

 

2015年夏、30歳を前にして、就職支援事業に参加する。基本的には座学で、9時から17時の世界。計45日ほど規則正しい生活を送った。でも終わるや否や昼夜逆転に戻っていった。

 

翌年も、お中元とお歳暮の短期バイトの時のみ、規則正しい生活を送れたが、それ以外は昼夜逆転の日々だった。

 

強制されない限り、昼夜逆転する。そして体を壊す。病気はつらいので、頑張って早起き生活を始める。段々と体調が良くなる。するとまた昼夜逆転生活に戻る。このくり返しだ。

 

もしかすると、僕にはこのループ自体が自然なのかもしれない。完全な夜型人間なら、ずっと夜型で好調なのだろうが、僕の場合は調子を崩す。さりとて朝型も長続きしない。かくなる上は、もうこのループを受け入れていくしかないのではないか。


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