30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

恋人がいる人は宇宙人


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僕は異性と付き合ったことがない。その経験がある人を特別視する。宇宙人ではないかと思う。

 

普通に暮らしていて、恋人ができるなどあり得ないと思うからだ。学生であれば勉強、卒業すれば仕事が日々のメインになるが、そのどこに異性が入ってくるのか理解できない。

 

「同性の友達の延長で異性の友達もいる」というものなのかとも考える。でも僕にとっては同性の友達がいることさえ特別なことだ。

 

高校2年で不登校になった。それからの2年半、17歳から19歳まで、友達が一人もいないまま過ごした。登校は週に1度だけで、あとは市立図書館にこもる日々。

 

知人さえいなかった。転勤族家庭だったため、地元の友達など皆無。過去の友達とも完全に切れている。

 

パソコンも持っておらず、ネット上の付き合いもない。2000年代前半のことで、スマホはまだ存在しない。本当に孤独だった。

 

大学4年間も、友達なんているかいないかわからないような感じだった。学生相談室のイベントで知り合った何人かとは世間話などしたが、卒業と同時に関係が切れた。それで残念とも思わない程度の仲だった。

 

卒業後はメール便の配達で日々を送った。自宅と配達エリアで完結する仕事のため、人間関係はゼロ。友達もネットの中にしかいなかった。

 

2011年9月に、ニコ生で知り合った人たちと会い、そこからようやく友達と呼べる人ができた。実に26歳の頃だ。

 

17歳から26歳まで、僕にとっては「普通」に過ごした。それで異性どころか同性の友達さえほとんどいなかったのだ。26歳以降にできた友達だって、年に数回しか会わない。僕だけが勝手に友達と思っているだけかもしれないレベルだ。

 

彼女がいない系の記事を読んでいると「普通に仕事していれば知り合うでしょ」みたいな書き込みがあって唖然としてしまう。この「普通に仕事」って、週5フルタイムのことなのだ。週5フルタイムが続けられる人って、僕の感覚では超人だ。

 

ほんの短期間なら僕もできたことがある。でももう無理だろう。死ぬ気で我慢すれば何週間かは続くだろうが、心を病む危険性があり、やめた方がいいと思っている。限界まで勤めた仕事の後は、いずれも長期間の休養を余儀なくされた。

 

***

 

仕事と恋人といえば、山奥ニートこと葉梨はじめさんが結婚するとのこと。

 

また、ニート界のカリスマであるphaさんによると、お金と恋人の有無は関係がないという。つまり無職だろうと恋人はできる。

 

著書『ニートの歩き方』にも「ニートになったらモテないって言っている人がいるけど、恋人のいるニートはたくさんいる」と書かれている(276ページ)。

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

 

「恋人がいる人は宇宙人」という僕の感覚は、自分が恋人を持てば消滅するだろう。でもそのために恋人を探す気にはなれない。どうしたものだろう。

 

特に何もする気はない。ただ好きなことをして生きていきたいとは思う。恋人なんて、そんな日々の副産物だと思うからだ。

 

ソシャゲのドロップみたいな感覚というのがしっくりくる。ゲームを楽しんでいるうちにアイテムが得られる。得られないこともあるが、ゲーム自体が楽しいので構わない。人生と恋人もかくのごとし。

 

ニコ生をきっかけに友達ができたが、別に友達づくりのために始めたわけではない。趣味を語っていたら同好の士ができたのだ。

 

そんな感じで生きていきたい。


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