会社員になれなかっただけの無職
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会社に勤めず、すごいことをやる人がいる。社会不適合者界隈とでも言うのだろうか。phaさん、山奥ニートさん、えらいてんちょうさん、プロ奢ラレヤーさん等々。
僕も会社に勤めていない。会社が無理でやめた。
でもそれだけなのだ。僕は会社員をやれなかっただけの無職なのだ。
起業する気など起きない。致命的なのが、人と接するのが苦手という点だ。人に会うと疲れてしまう。ひとりになって空を仰ぐと心が落ち着く。
僕は弱いから、人に助けてもらわないと生きられないのに、人と会うのがしんどくてひとりにばかりなってしまう。
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会社員ができなくて会社をおこす人、店を開く人、小屋で暮らす人、農家になる人、旅に出る人、いろいろいる。
僕はどれでもない。それらになる気力がない。ただ何もせずに暮らしていきたい。僕の願いは、ただ穏やかに暮らすこと。
お祭りもボードゲーム大会もいらない。大勢でワイワイしたくない。ひとり草むらで、風に吹かれてお茶を飲みたい。
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ある人は言う、「好きなことをしろ」。僕の好きなことは、しなければならないこと以外のすべてだ。拘束されていない時間そのものが好きなのだ。
またある人は言う、「つらいことはやめろ」。僕は仕事がつらいからやめた。その結果、老いた親にお金をせびる無職になってしまった。これはこれで苦しい。
どうしたらいいのだろう。
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今日も朝まで眠れなかった。外はすでに明るく、鳥の鳴き声が響いていた。この時間に活動を始められたらなあと思う。
たとえば大回り乗車をしに行く。朝日を浴びながら、車窓を見るともなく見てボーッとするのだ。
連なる山々、田んぼのあぜ道、自転車通学の中高生……。
でも今は出かける元気もない。近所を小一時間散歩するほかは家にいて、インターネットに埋もれて過ごしている。
今は無気力期だ。しんどい時期だ。しっかりと休んで、活動期が来たらあちこち出かけたい。そしていろいろ書きたい。
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