お金がなくて遠くに行けない劣等感と向き合う
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僕はお金を稼ぐことができない。だから遠くに行けない。電車に乗るお金、バスに乗るお金を用意することができないからだ。
徒歩や自転車でも体力があれば遠くまで行ける。でも僕の体は虚弱だし、鍛えたくもない(生きるのに必要な体力は保ちたいが、何十キロも歩けるような肉体に改造したいとは思わない)。
ヒッチハイクという手もあるが、車に酔うし、人と接するのが苦痛なので除外する(車内の人との距離が近すぎて耐えられない)。
僕は自分が遠くに行けないことに劣等感を持っている。これまでの人生で、海外どころか関西より西に行ったことがない。青森より北に行ったことがない。飛行機に乗ったことがない。
一般的に、あちこち移動する人は評価される。
しかし世界の偉人は移動範囲の広さによって尊敬されているわけではない。哲学者のカントは生まれた町から出たことがなかったと言われる。世界中の少なからぬ部族の人々もまた、生まれた地域から出ない。それによって見下されることはない。
陶芸家や刀鍛冶が工房にこもっているからといって馬鹿にされることはない。彼らの評価は、その作品によって決まる。
結局、人は内面や作品で評価されるのだ。近所から出られないからといって、人として劣っていることにはならない。近所でできることをやっていけばいいのだ。
【筆者の活動】
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