30代で実家ぐらし、働かず家にいる男の日々

1985年生まれの37歳。働かず、友達付き合いもなし。外へ出るのは散歩か病院の時だけ。一人で読んだり書いたりして過ごしている。noteで日記を公開している→https://goo.gl/Jrkznz

さすらいのひきこもり


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僕がよく行くコンビニのイートインは2階にある。店で買った商品を飲食するためのスペースだが、夕方に行くと中高生の自習室みたいになっている。商品を買ったのか買っていないのかはわからない。パソコンをカタカタ打っているスーツ姿の男性もいる。

 

店員が見回りに来るのを見たことはない。買わないで座っていても注意されることはないだろう。しかしもし注意されたら従わなければいけない。利用者の良識に委ねられている。

 

ふと考えた。うまい棒1本で粘ることができるのではないか。別にうまい棒を食べたいわけではないが、イートインを使う権利を得るために買う。「コーヒー1杯で2時間粘る」という話はあるが、うまい棒は10円だ。時代は変わった。

 

続いてスターバックスへ。店の前に椅子が置いてあるが、これはスタバの椅子なのだろうか。商業施設内の店舗のため、買い物に来た客が座ってもいい椅子にも見える。

 

店員に聞こうとも思ったが、店内はガラガラで、僕が座ることで迷惑がかかる状況とも思えなかったので座らせていただいた。その後は目の前に建つマンション敷地内の腰掛けへ。私有地だと思うが、開かれた道となっているため、住人以外が座ってもいいと思われる。

 

何だかグレーゾーンの椅子ばかり利用している。街中に無料で座れる場所があまりないのだ。日本は外国と比べて少ないと言われる。訪日外国人が困ることのひとつだそうだ。無料の腰掛けが少ない国・日本。なぜそうなったのだろうか。この点に関しては、低所得者が困るつくりになっている。

 

最後に駅前広場にある噴水へと向かった。ベンチに座ろうとしたが先客がいたため、近くの石の出っ張りに腰を掛けた。なかなか居心地が良かったが、近くの喫煙所から煙が流れてくるので、タバコ嫌いの僕には少しつらかった。

 

ひきこもりは体力がない。街に出ても頻繁に休む必要がある。街中の腰掛けから腰掛けへとさまよう。僕はさすらいのひきこもり。

 

【筆者の活動】

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