生きることと書くこと
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社会不適合者界隈で有名な、えらいてんちょう氏のツイートに興味を惹かれた。
面白くないのに無職で生きていくには資産活用か生活保護です。
— えらいてんちょう (@eraitencho) 2018年1月26日
しょぼい何かで生きていくためには自分の適性を見極める必要があります。
何せよ、自分がどんなことにストレスを感じているかを分析することです。ストレスがなければ働いたって苦にならないわけですから。
https://t.co/NYRaq1wUS2
僕はどんなことにストレスを感じているのだろうか。
人が近くにいる環境、自由にトイレに行けない環境、自由に水分補給できない環境、自由に休めない環境、毎日同じ人に会うこと、出勤すること、出勤時間が決まっていること、人に挨拶すること、何かをやりたいと思った時に人がいるためにそれができない状況、人に何かを命じられること、人に何かを頼まれること、人と長時間一緒にいること、車に乗ること(自分が運転するのも、人が運転する車に乗るのもダメ)、酒、タバコ、飲食全般(自分が何を欲しているかわからないから)、買い物、何かを選ぶこと
こんなところだ。
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逆の発想で、理想の一日を考えてみた。
自然に目が覚めた時間に起きる(目覚まし時計は決して使わない。無理やり起きることほど嫌なことはない)。近所を散歩する(お日様に顔を向けて歩く時、僕は幸せを感じる。青空が大好きなのだ)。
帰宅後にご飯。誰かがつくってくれれば良い。自分で作るとすれば簡素なもの。食後、自宅で何か作業をする。勤めるのは絶対に嫌だ。というか無理。以前は勤めていたが、もう二度と戻りたくない。
疲れたら休めること、そして人が周りにいないことは必須。僕は親だろうが兄弟だろうが、人が周囲にいると緊張して疲れてしまう(恋人や妻だと違うのかもしれないが、いたことがないのでわからない)。
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僕が苦なくできることは、散歩と読書とネットサーフィンだけだ。でもこれだと何の生産もしていない。少しは生産したい。
文章なら書ける。ただ文章を書くことを楽しいとは思っていない。僕が文章を書くのは、それが必要だからだ。僕は書かないと物を考えられない。書かずに考えたことはすぐに雲散霧消してしまう。
計算と同じだ。簡単な計算なら暗算で済むが、ある程度複雑になったら紙とペンが要る。好んで筆算をする人間はいない。必要だからする。僕が文章を書くのはそれと同じだ。
歯磨きに例えてもいい。歯を磨くと気持ちいい。磨かないと気持ち悪い。それで人は歯を磨く。だからと言って「私は歯磨きが好き」とは言わない。僕にとっての書くこともそんな感じだ。好きだからしているわけではない。しないわけにはいかないからしているだけだ。
書かないでいると、すべきことをしていないように思える。僕は毎日欠かさず、何時に起きて、何時に散歩に行って、何時にご飯を食べて、何時何分発の電車でどこへ行って、何時に寝た、ということをノートに記録している。いわゆるライフログノート。もう何年も実践している。こういうことを書かないと、時間が飛んで過ぎていったように感じて嫌なのだ。
僕にとって書くことは苦しい。心も体も消耗する。でもそれはやめられるものではない。僕は書かない自分を愛せない。だから書く。苦しいけれども書いていたい。
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自分のために書くのだから、人様に公開する必要はない。でも公開して広告を貼り付ければお金が入る。だからこうして公開している。
僕は注文を受けて書くのが苦痛なのだ。書きたくないものを無理に書きたくない。というか書けない(やってみたが続かなかった)。だからひたすら自分のブログで好き勝手書くしかない。子供の小遣い程度しか得られなくても、稼ぐための文章を書けないのだから、それを続けるほかない。
僕はお金を稼ぐことにどうしても魅力を感じない。お金を稼いでも使い道がわからないのだ。欲しいものも行きたいところもある。でも、お金を稼いでまで成就したいものではない(労働だろうがせどりだろうが、お金を稼ぐ作業は、どうしてこうもつまらなくて苦痛なのかと感じる。こんな苦役を経てまで得たいものなど、そうそうない)。
僕にとってお金は、あれば使うが、なければ使わない。そういうものでしかない。
特に面白いことをしたい欲求もない。僕は穏やかに暮らしたいだけなのだ。隠居のように暮らしたいだけ。寝たいだけ寝て、お日様を浴びながら散歩して、ゆっくりご飯を食べる。睡眠、飲食、排泄を妨げられない生活が送れれば、それでほとんど満足だ。
(労働ってやつは、すなわち会社ってやつは、こんな生の基本を妨げるのだから耐え難い。水分補給やトイレに行く自由すらない環境など、生き物として扱われていないと感じる。こんなものを後世に残してはいけない。)
起きて、散歩して、食べて、ネット観て、本読んで、寝る。それ以外でしたいことはない。ただ少しは生産したいから書く。それだけだ。淡々と書いていきたい。
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